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2024年6月20日発売
文藝春秋社「難聴を招く5大タブー」に、田園調布耳鼻咽喉科医院、水上真美子医師。 -
2023年6月14日、
日本テレビ 「ニュースzero」、「Oha!4」、「日テレニュース24」にて、「急な喉の痛みの対処法」、田園調布耳鼻咽喉科医院。 -
2022年4月30日、
フジテレビ 「めざましどようび」で、「耳の病気についての解説」、水上真美子医師、田園調布耳鼻咽喉科医院。 -
2022年1月31日、
フジテレビ「めざましテレビ」、読売テレビ「ZIP!」に、水上真美子医師、田園調布耳鼻咽喉科医院。 -
2020年10月22日から、
リビング新聞・リビングWeb 「外耳炎」に、水上真美子医師。 -
2020年2月7日から、
健康365に、水上真CEO、水上真美子医師。 -
2019年8月22日から、
サンケイリビング新聞(Web)に、水上真美子 医師。 -
2019年6月26日から、
東洋経済新報社、東洋経済に、水上真 CEO。 -
2019年5月10日(6月号)から連載、
PHP研究所「くらしラクーる・からだのお悩み相談室」に、水上真美子 医師。※クリックで全文表示されます。からだのお悩み相談室 ⑩
水上真美子
(田園調布耳鼻咽喉科医院 医師)今回のお悩み
言葉が聞き取りにくい最近、娘の話す言葉が聞き取りにくくなりました。とくに、早口で話されると話についていけません。
耳は40代から老化が始まる
聴力が落ちる原因はいくつかありますが、高い音や小さい音が聞こえにくい、カ行やサ行、タ行などの子音を聞きまちがえる、早口の言葉が聞き取れないなどの症状が出たら、加齢性難聴の可能性が高いといえます。
人間の耳は、40代から老化が始まり、年齢とともに、徐々に高い音から聞こえにくくなっていきます。また、それによって、耳から脳に伝わる音の情報が減るため、言葉が聞き取りにくくなります。言葉がうまく聞き取れないため、とくに早口で話をされると話の内容が理解できない、ということになるのです。ただ、日常生活に不便を感じないあいだは、自分では難聴になっていることに気づきにくいもの。次に紹介する方法で、耳の聞こえ具合を簡単にセルフチェックしてみましょう。
・指こすり検査……
耳のそばで指をこすりあわせて、カサカサとこすれる音が聞こえるか確認。かなり近づけないと聞こえないようであれば、加齢による難聴が進んでいると考えられます。治療できる難聴、できない難聴
難聴には、治療できるものとできないものがあります。たとえば、女性に多いとされる耳硬化症(音を伝えるあぶみ骨が硬くなることによる難聴)は、手術で治療することができます。 耳鳴りやめまいなどをともなう場合は、早めに 診断を受けてください。
一方、だれにでも自然に起こる加齢性難聴 は、残念ながら、治療や訓練によって改善することはありません。小さい音を無理に聞こうとしたり、聞こえの悪いままにしておいたりすると、脳や体によけいな負担をかけることになります。自分の聞こえる範囲をきちんと把握して、補聴器を活用する、相手にゆっくり話してもらうようにするなど、難聴と上手につきあうことが大切です。
また、耳垢によって聞こえがさらに悪くなる場合もあります。自分で耳掃除をすることで耳垢を奥に押し込んだり、耳の中を傷つけたりすることがないよう、3カ月に一度くらい、耳鼻科で処置してもらうことをおすすめします。
取材・文:月岡廣吉郎
月刊誌『PHPくらしラク~る♪』2019年6月号掲載からだのお悩み相談室 ⑫
水上真美子
(田園調布耳鼻咽喉科医院 医師)今回のお悩み
母が補聴器をつけようとしない母が高齢になり、耳が遠くなってきたのに、補聴器をつけようとしません。このままだと、とても心配です。
難聴は認知症のリスクを高める
体温計のピピピという電子音やインターホンの音に気づかないことがある、いつの間にかテレビの音量が大きくなっていて家族からよく注意される、人と話しているときに聞き間違いが多くなった……。思いあたることがあれば、難聴の傾向大といえます。
とくに高齢の方の場合は、加齢による難聴と考えられますが、年齢とともに徐々に進行していくため、本人には難聴になっている自覚がなく、補聴器などの必要性を感じないケースがよく見られます。
最近は、難聴が認知症のリスクを高めるといわれています。難聴になると、脳に伝達される音の刺激や情報量が少なくなるため、脳が萎縮したり、神経細胞が弱くなったりするだけでなく、人とのコミュニケーションが苦手になることなどから、難聴が認知症の発症をうながすことが、さまざまな研究によって明らかになっているのです。2017年の国際アルツハイマー病会議では、「予防できる要因のなかで、難聴は認知症のもっとも大きな危険因子」という発表がなされています。
早めに補聴器を使うメリット
難聴は、残念ながら訓練や努力で改善することはなく、放っておけば気がつかないうちに進行します。脳が聞こえない状態に慣れてしまう前に、早めに補聴器をつけることをおすすめします。
「補聴器に頼ると、さらに耳の力が弱るのではないか」と思っている方も多いようですが、これは大きな間違いです。補聴器が聴力を弱めることはありません。それどころか、生活の質を改善し、認知症の予防にもつながるのですから、積極的に活用したいもの。
ただ、補聴器はメガネと違って、すぐに慣れるものではありません。補聴器のつけ始めは、音や声が大きく聞こえるため、聞こえないことに慣れていた脳が驚いて混乱し、うるさく感じることがあります。
聞こえ具合は何度も調整する必要があり、きちんと聞こえるようになるまでには一カ月程度かかりますから、やはり早めの装着が大切だといえます。
取材・文:月岡廣吉郎
月刊誌『PHPくらしラク~る♪』2019年8月号掲載からだのお悩み相談室 ⑭
水上真美子
(田園調布耳鼻咽喉科医院 医師)今回のお悩み
くしゃみや鼻水が止まらない夏から秋にかけて、くしゃみや鼻水が止まらなくなります。熱や咳はないので風邪ではないと思いますが、原因は何でしょうか。
花粉症は春だけとはかぎらない
花粉症というと、春にスギ花粉に悩まされるイメージが強いため、夏や秋にくしゃみ、鼻水などが続くと風邪ぎみかなと思いがち。
でも、夏ならカモガヤ(5〜8月)、秋ならブタクサ(8〜10月)など、雑草による花粉症の可能性があります。春に花粉症にならないからといって、油断は禁物です。
ただ、カモガヤやブタクサは背が低い植物なので、スギやヒノキなどとは異なり、花粉は数十メートルの範囲にしか飛びません。不調を感じたら、そうした植物が生活圏の近くにないかどうか気をつけるようにしましょう。
症状としては、スギ花粉のアレルギーと同じように、水っぽいサラサラした鼻水やくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどです。風邪の場合は、粘り気のある色のついた鼻水になりますので、区別しやすいでしょう。
対策は、やはりマスクを着用して花粉を吸い込まないようにするのが一番。マスクをすることで、花粉の7〜8割を防ぐことができるといわれています。また、花粉症用のメガネをかけるのも効果的です。
血液検査でアレルギーをチェック
鼻づまりや鼻水、くしゃみといったアレルギー症状は、花粉だけが原因で起こるわけではありません。たとえば、エアコンを使いはじめると、内部のカビが吐き出されて具合が悪くなることがあります。また、衣替えなどでほこりを吸って、アレルギー症状が悪化することもあります。
自分がどんなアレルギーをもっているのかは、血液を調べれば簡単にわかります。内科、耳鼻科、皮膚科など、血液検査ができるところなら調べてくれますので、一度、確認しておくといいでしょう。
いまは少量の採血で、花粉やハウスダストなどの吸入系から食物系まで39 項目のアレルゲンの抗体検査が受けられます。
ただ、温度の変化や、疲れ、寝不足、ストレスによって鼻水やくしゃみが出る血管運動性鼻炎の場合は、血液検査では原因を特定できませんので、医師に相談してください。
取材・文:月岡廣吉郎
月刊誌『PHPくらしラク~る♪』2019年10月号掲載 -
2019年3月4日、
ジャパンFMネットワーク(全国38局ネット)の、
「OH!HAPPY MORNING」(花粉症について)に、水上真美子 医師。 -
2019年3月1日から、
(株)日本医療企画
開業医サポート総合情報誌・クリニックBAMBOO 3月号に、水上真CEO。 -
2019年2月から、
Forbes JAPAN (フォーブス ジャパン)に、水上真 CEO。 -
2018年12月24日、
日刊スポーツ新聞「ニッカンよみごろ情報」に、水上真 CEO、田園調布耳鼻咽喉科医院。※の画像はクリックで拡大します。 -
2018年12月17日、12月18日から、
OCEANS (WEB版) 「人生スナップ」に、水上真 CEO。(12月17日前編、12月18日後編)